セカンドオピニオンを繰り返し、 最後の病院で初診から1週間で日常的にあった240越えの高血圧発作に心臓が耐え切れずに心不全で倒れました。
全身CTで左副腎に5cmの褐色細胞腫発見。
主治医も初めて見る副腎腫瘍。
緊急入院した当日の夜、当直だった主治医に告知を受けました。
ショックで高血圧発作が起きないように慎重に話す主治医。
聞いた事もない病名でしたが、腫瘍と聞いても全く動揺せず。
『今までの症状の全ての原因はこの腫瘍です』と言われた瞬間、嬉しくて涙が溢れて止まりませんでした。
私にとってこの聞いた事もない病気や身体の中に腫瘍があって、この先自分がどうなっていくのかなんて事より、ずっと原因不明と言われ続けても探し続けた苦しさの原因が分かった事の方が何倍も嬉しかった。
諦めなければ奇跡って起こるんだなって思いました。
あの時主治医がくれた『あなたが探し続けたから。だからボクも見つける事が出来た。あなたが頑張ったからですよ』という言葉は一生忘れません。
やっと理解してもらえた。伝わった。
今までの医師達にはこの苦しさが伝わらなくて悔しくて悲しくて何度も心が折れそうになったけど、自分は間違ってなかった。自分を信じて上げてよかったと夜通し涙が止まりませんでした。
後日、家族には正式に告知されますが、
旦那さんに当時の事を聞くと
100万人に数名というとても珍しい病気と聞いて、ドラマの中でよく見る光景に全く現実味を感じなかったと
それでも、長期入院中、
自分の中のいろんな不安に蓋をして
私の前では明るく冗談を言って何があっても大丈夫!と言ってくれた旦那さん。
心配し支えてくれた子供達に感謝しています
(当時中2だった息子は私が入院中に声変わりしていてショックでした笑)