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山本悦秀 コラム一覧

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がんの予兆は1年半前から

がんの予兆は1年半...

がんの予兆は1年半前から

大腸がん オストメイト 医師

Yamamoto Etsuhide

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金沢大学名誉教授 / 城南歯科医院理事長 山本悦秀

2004年の59歳当時、市民マラソンにはハーフマラソンを中心に、月3回ほどのペースで参加していました。最初の異変は2月の法隆寺ハーフマラソンでした。出走後3キロ地点を走行中に、道路工事中の上に仮置きされた鉄板のわずか1㎝ほどの段差につまずき、初めて転倒したのです。これがこの年のマラソン不調の初発となり、前年の同一レースに続いて出場した16レースでは完走した14レースの全てで前年の記録に及ばず、残りの2レースは初の途中リタイアという惨憺たる結果でした。それでもその原因を単なる慢性疲労と思い、それ以上深く考えたことはありませんでした。

そして第2の予兆は2度の嘔吐でした。最初は8月で野沢菜を肴に焼酎のお湯割りを楽しんだ後、そして2回目の11月は元気回復にと牛乳をコップ3杯飲んだ後、共に数時間後に激しく嘔吐したのです。どうして?あとから考えると、がん性腸管狭窄部の一過性閉塞による嘔吐と推察されますが、その後にとった私の行動は受診とは真逆の方向でした。すなわち、こんなに体力が衰えては、夢であったホノルルマラソンを6年後の定年まで待ってはいられないと考え、その年末に参加したのでした・・。

Yamamoto Etsuhide

金沢大学名誉教授 / 城南歯科医院理事長 山本悦秀

金沢大学名誉教授 / 城南歯科医院理事長 山本悦秀

1970年東京歯科大学卒業、1975年東京医科歯科大学大学院修了。以後、東京医科歯科大学助手、札幌医科大学講師、助教授を経て1988年より金沢大学教授。2011年に定年退職し、名誉教授に就任。洗足に歯科医院を開設し、現在理事長を担っている。