大腸癌が忍び寄っていた2005年8月15日、4日間の予定で韓国への20名ほどのグループ旅行に妻と参加。観光地とその順序は南の釜山から慶州、ソウルへと北上する3都市でした。初日の釜山、二日目の慶州では絶食または小食を通し、何とか観光を楽しむことができましたが、二日目の夜にベッドに横たわっていたところで、腹痛が増強してきました。また、便は二日間とも少量の軟便でした。そして、三日目はいよいよ首都ソウルです。本日も朝食カットで、バスと韓国高速鉄道でソウル駅に。そして昼食となるも殆ど食することができませんでした。こうして、暑さの上に腸閉塞症状で、全身倦怠感が進行し、ついにダウン。こうなった上は、とにかく無事、日本に帰りたい一念でした。午後6時にグループを離れてホテルに直行し、翌18日午前11時のチェックアウト時まで、16時間眠り続けました。その後、バスでインチョン空港に移動し、何とか帰国便に搭乗できました。まずはホッとしたというのが正直な心境でした。
成田空港到着後は、タクシーで東京の自宅に直行し、連絡しておいた医師である二人の娘たちから点滴を受けました。そして翌日に大学病院を受診、CT像から下行結腸癌だと告げられました・・。