生検(がん細胞があるかどうかを確認する検査)が行われた後に、検査結果を説明する日が決められます。検査した日に結果が出るわけではありません。細胞を採取して、その後に病理診断医によって病理診断が行われます。外来で行われた検査であれば外来担当医から、入院で行った検査であれば入院担当医師から、検査結果を説明する日が伝えられます。
検査結果説明日には、以下のような内容の説明があります。
- 病理診断名
- 肺がんかどうか
- 肺がんと診断されない場合には、何の病気と診断されたのか。
今回の検査では診断を確定できなかった、という場合もあります。理由として、異常と思われる部位から診断するために十分な細胞を採取できなかったことが考えられます。実際に検査をしてみて、採取することが難しい部位であった、ということはめずらしくありません。
- 今後の予定(肺がんと診断された場合)
今後の治療を計画するための追加検査について、その内容と必要性について説明があり、検査スケジュールについて説明があります。
- 今後の予定(肺がんと診断されなかった場合)
これで検査は終了なのか、今後何かしらの検査を必要とするのか、について説明があります。肺癌の可能性が低い場合でも、しばらくは数ヶ月ごとに経過を見ることもあります。十分な検査ができなかった場合(病気の部分の細胞を採取できていない)には、別の方法で生検検査を行う場合もありますし、同じ方法による再検査を提示されることもあります。
生検結果の説明を受ける②に続く