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木村英晴 コラム一覧

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5. 「〇月〇日に検査結果の説明をします」~生検結果の説明を受ける①~

5. 「〇月〇日...

5. 「〇月〇日に検査結果の説明をします」~生検結果の説明を受ける①~

肺がん 呼吸器内科

Kimura Hideharu

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小松ソフィア病院 副院長 木村英晴

生検(がん細胞があるかどうかを確認する検査)が行われた後に、検査結果を説明する日が決められます。検査した日に結果が出るわけではありません。細胞を採取して、その後に病理診断医によって病理診断が行われます。外来で行われた検査であれば外来担当医から、入院で行った検査であれば入院担当医師から、検査結果を説明する日が伝えられます。

検査結果説明日には、以下のような内容の説明があります。

  • 病理診断名
    • 肺がんかどうか
    • 肺がんと診断されない場合には、何の病気と診断されたのか。

今回の検査では診断を確定できなかった、という場合もあります。理由として、異常と思われる部位から診断するために十分な細胞を採取できなかったことが考えられます。実際に検査をしてみて、採取することが難しい部位であった、ということはめずらしくありません。

  • 今後の予定(肺がんと診断された場合)

 今後の治療を計画するための追加検査について、その内容と必要性について説明があり、検査スケジュールについて説明があります。

  • 今後の予定(肺がんと診断されなかった場合)

これで検査は終了なのか、今後何かしらの検査を必要とするのか、について説明があります。肺癌の可能性が低い場合でも、しばらくは数ヶ月ごとに経過を見ることもあります。十分な検査ができなかった場合(病気の部分の細胞を採取できていない)には、別の方法で生検検査を行う場合もありますし、同じ方法による再検査を提示されることもあります。

 

生検結果の説明を受ける②に続く

Kimura Hideharu

小松ソフィア病院 副院長 木村英晴

市立砺波総合病院 緩和ケア科 部長 加登大介

職歴:金沢大学附属病院呼吸器内科で勤務後、2023年4月より小松ソフィア病院副院長に就任。専門分野は呼吸器疾患全般・肺癌。
主な資格:日本内科学会認定総合内科専門医 / 日本呼吸器学会認定呼吸器専門医