CONTACT
TOP

>

がんサバイバー Q&A

>

Aco-Q&A

Aco-Q&A

胃がんステージⅣでもママできます

Aco Instagram : @aco_kosodate

がんサバイバー

胃がん

夫とは出会って3ヶ月でプロポーズ その1週間後に妊娠発覚 産後2ヶ月で胃がん宣告 バタバタの人生を爆走中! 自身が大病を患い 初めて闘病ママが沢山いらっしゃる事を知り 37歳、生まれ変わったつもりで 闘病ママの談話室開設を計画しています。

Q1. がんの種類とステージ、現在の状態について教えてください。

A.

胃がんでステージⅣです。
現在治療中です。

Q2. 受診したきっかけを教えてください。

A.

妊娠後期から胃の痛みと、食べ物が胃に落ちにくい感覚に悩むようになりました。
産科の先生に相談したところ「妊娠中はよくある症状」と言うことで、気にしていませんでしたが、産後それらが悪化。
主人に勧められて胃の内視鏡検査をしました。

Q3. がんが分かった時の心境の変化やご家族の反応を教えてください。

A.

最初にクリニックで胃がんと聞いた時は、妙に冷静でした。
今思えば、現実を受け入れきれていなかったのだと思います。
その後、今の病院で精密検査を受け、その結果を聞いた日の夜、急に様々な思いが溢れ出し、やっと主人と2人で声を出して泣く事ができました。
前向きにと頑張る気持ちとは裏腹に、腹膜播種も見つかりステージⅣ確定。
主人の「あなたが一人ではなくてよかった。結婚して僕が一緒にいられてよかった。」という優しい言葉と、母の「子供のために治すしかないね!」という前向きな言葉にどれほど救われたかわかりません。
そして、なによりも娘の存在が大きかったです。彼女の笑顔があったからこそ、私も、家族も、希望の灯火を絶やすことなく過ごすことができました。

Q4. セカンドオピニオンは受けましたか?

A.

受けていません。 現在の病院、主治医、治療方針に満足しているため

Q5. 治療方法と治療経過を教えてください。

A.

2021年7月 胃がん、腹膜播種ステージⅣ確定
2021年7月 SOX療法5クール開始
2021年11月 胃と脾臓全摘、リンパ節郭清
2021年12月 病理検査ステージⅡB(リンパ節転移5個)
2021年12月〜現在 S-1服用中

Q6. 実際に治療が始まって副作用がありましたか。

A.

ありました。 血管痛と痺れを軽減させるため、点滴は輸血用の加温器と、二の腕から指先までゆたぽんのような物で温めてもらっていました。
冷感刺激を避けるために、真夏だったが、クーラーの風対策にカーディガンを着用し、温かい飲み物を持ち歩き、家事は厚手のゴム手袋をしていました。
食べ物は、酷いつわりのような吐き気があったので、常温のフルーツが一番食べやすかったのですが、柑橘系で出る唾液がしみて顎が痛くなったり、涙で目が痛かったりもしました。
これらの症状は、私には鍼灸が合っていたようで、鍼灸院に行くと楽になることが多かったです。休薬期間には痺れが緩和されるので、化学療法の前日にアイスを食べるのが楽しみになっていました。

Q7. 治療は精神的にも大変だと思いますが、乗り越えるために行っている事、また行ったことがあれば教えてください。

A.

闘病生活は、孤独を感じやすいです。
子供は、間違いなく生きる糧になってくれているけれど、育児だって悩みがつきもの。
なので、私は積極的に人に話すことにしています。
きちんと聞いてくれる人に話すことは、恥ずかしいことでも、迷惑なことでもありません。
同病の方や、カウンセラーでもいいと思います。
そして、ちょっと先の未来に目標を作ること。
そんなことも励みになっています。

Q8. 今後の治療について教えてください。

A.

昨年、無事に術後1年検診をクリアし、これで標準治療は終了となりました。
が、ここまで再発転移なく過ごす事ができたのは、S-1が効いてくれた可能性が高いと考え、主治医と相談し、まだS-1の服用と、3ヶ月に1回の造影CT検査、それと鍼灸院でのメンテナンスを続けることになりました。
多少の副作用はあるものの、私生活に支障はないので、終わりはまだ決めていませんが、主治医と私が納得するまで続けるつもりです。
「娘を育て上げるまで絶対意地でも生きてやる!」をゴール設定に頑張っています。

Q9. SNSで公開された理由を教えてください。

A.

最初は、同病の方からの情報収集のために公開をしましたが、気付けば、みなさんとの交流が大きな心の支えの一つになっていました。私も、闘病や、育児との両立に悩む誰かの支えや、情報のシェアに少しでも貢献できればと思い、SNSでの公開を続けています。今まで使っていたアカウントで公開したのは、同じ世代の方にも癌になる可能性が高いことを知ってほしいと思い、検診、保険の大切さを知ってほしいなと思いました。

Q10. 闘病中への仲間へメッセージをおねがいします。

A.

今の状態がどれくらい続くのか、こんなんで育児ができるのか、社会復帰ができるのか、そもそも良くなるのだろうか?
と、自分の体が自分の思うようにコントロールできない苛立ちや、不安が溢れてくる時があると思います。
どうやって解決しらいいのか、自分が何をすればいいのか、分からない漠然とした不安がある時が一番不安定で、焦りも感じてしまうのだろうと思います。
こんなに頑張っているのだから、時には、逃げて、一緒に弱音を吐きましょう!
でも、決して希望は捨てないでください。
どんな未来が待っていたとしても、何度壁にぶち当たったとしても、一緒に笑っていきましょう!