CONTACT
TOP

>

がんサバイバー Q&A

>

長藤 由理花-Q&A

長藤 由理花-Q&A

卵巣がんを通して女性としての人生と向き合った、フードコーディネーター

長藤由理花

卵巣癌

がんサバイバー

27歳の時に右卵巣に卵巣がん (卵黄嚢腫瘍)が発覚。 妊孕性を考慮し左側を残して摘出後、BEP療法3クールにて寛解 その1年半後に女児出産、現在1児の母。

Q1. がんの種類と、現在の状態について教えてください。

A.

卵巣がん(卵黄嚢腫瘍)で、現在は寛解の状態です。

Q2. 受診したきっかけを教えてください。

A.

たまたま避妊薬の処方のため別の病院に行き
初診で必要だった内診で大きな病院で検査してみるよう言われました。

Q3. がんがわかったときの心境やご家族の反応を教えてください。

A.

しっかりしなきゃ考えなきゃ、そんな思いが大きかったです。両親の励ましにも親不孝な自分だと涙が溢れました。 まず1番に、未婚だったため妊孕性についてがとても心配でした。また抗がん剤が必要だとわかった時は脱毛などの副作用や仕事への復帰がいつになるかなど、不安なことはたくさんありましたが、自分自身は取り乱すことなく冷静だったと思います。しっかりしなきゃ考えなきゃ、そんな思いが大きかったです。しかし母親の涙や父親からの絶対に大丈夫だ。という励ましに、はじめて親不孝な自分に涙が溢れました。

Q4. セカンドオピニオンは受けましたか?

A.

受けていません。 卵巣が捻転するとがんのステージが上がる可能性があり、急いで摘出する必要があるという説明だったことと、かかった病院の先生がとても丁寧で信頼できる方だと思ったので、セカンドオピニオンは受けませんでした。

Q5. 治療方法と治療経過を教えてください。

A.

右卵巣摘出、病理検査、抗がん剤3クール(BEP)

Q6. 実際に治療が始まって副作用はありましたか。

A.

ありました。 脱毛が始まる前に長かった髪をショートにしました。髪が本当に一気にすべて抜けたので掃除も大変だったため切っておいてよかったです。ウィッグは高い人毛のものではなく、1万円以下の安い人工毛を使い捨てで使いました。常に綺麗な髪の毛でいれるので慣れてくると地毛より好きになりました。
また抗がん剤の注射痕が副作用で色素沈着を起こし腕が汚くなったので治療後は美顔器を毎日あてました。

Q7. 治療は精神的にも大変だと思いますが、乗り換えるために行っていること、また行ったことがあれば教えてください。

A.

ひとりでは乗り越えられなかったと思います。 家族や恋人、友達や会社の人、たくさんのひとが
応援し励ましてくれました。元気になって会いたい人がたくさんいて、その人たちとやりたいことがたくさんあると気付かされ、諦めそうになったときは、治ったらしたいことリストを書いて眺めていました。

Q8. 今後の治療予定について教えてください。

A.

3ヶ月に1度の経過観察です。

Q9. SNSで公開された理由を教えてください。

A.

自分の経験が少しでも当時の私のように絶望感を抱いてる方に届けばいいなと思いました。 自分自身、病気のことをたくさんネットで調べる中でSNSで同世代の方の治療記録や同じ病気の方の予後を拝見し大変勇気や希望をもらいました。自分の経験が少しでも当時の私のように絶望感を抱いてる方に届けばいいなと思いました。

Q10. 闘病中の仲間へメッセージをお願いします。

A.

1日1日をどうかしっかり生きてください。 病気になってよかったことは正直なにもありません。でも、治療を諦めなかったからこそ掴めた幸せはたくさんありました。いつも前向きに、というのはなかなか難しいものですが、治ったらやりたいことをたくさんためる1日1日をどうかしっかり生きてください。