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がんサバイバー Q&A

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乳がん告知を受けたのは、やっと授かれた子の母子手帳をもらって帰ってきた日でした。

nanae

がんサバイバー

乳がん

毎年受けていた乳がん検診でひっかかった時、自分では妊娠を予感していました。検査結果が出るまで約1ヵ月半。その間に妊娠検査に3回通い、やっとお腹の子の妊娠確定を頂けて、やっと母子手帳をもらって帰ってきたその日の夕方、乳がんの告知を受けました。 やっと授かれた嬉しさから一気に目の前が真っ暗になりました。でも、産める可能性が0ではないなら産みたい!その気持ちだけはどうしても譲れなかった。 お腹から勇気をくれ、妊娠中の手術と抗がん剤を一緒に乗り越えてくれた息子と、ずっとそばで応援してくれた娘が私に力をくれました。 あの時お腹にいた息子は無事に産まれ、元気に成長しています。

Q1. がんの種類とステージ、現在の状態について教えてください。

A.

浸潤性乳管がんのステージ1を治療中です。

Q2. 受診のきっかけを教えてください。

A.

乳癌検診(年に1度定期的に行っていました)

Q3. がんがわかったときの心境やご家族の反応を教えてください。

A.

母も乳がん経験者だったため、必ずしもがん=死ではないという考えが持てました。 検診に行く前に、何かしこりのようなものがあるのは自覚していましたので、やっぱりそうか…と思いました。とにかく取り乱したりしないように、自分に落ち着くように言い聞かせていたと思います。
幸運と言っていいのか、私の母も乳がん経験者で現在も元気にしている姿を見ていた為か、心強かったですし、どこかで大丈夫!という気持ちや、必ずしもがん=死ではないという考えが持てました。乳がんが告知された日は、妊娠届を出した日でもありました。とにかくやっとできたお腹の子は無事に産めるのかそればかりが頭の中にありました。
周りから子供は諦めるように言われるのではないかという怖さがありました。こんな時に来てくれたこの子をどう考えても諦めるなんて考えられず、でも自分の体も現段階でどういう状況なのかわからず、諦めたくない気持ちを家族や両親にどうやったらわかってもらえるかそればかり考えていました。
先に述べたように、母も乳がん経験者である為、母は自分がなった為に娘もがんになったのではないかと、自分を責めていたと思います。

Q4. セカンドオピニオンは受けましたか?

A.

受けていません。

Q5. 治療方法と治療経過を教えてください。

A.

2020年5月に右乳房全摘。その後も様々な治療を重ね、現在は分子標的治療、ホルモン治療を続けています。 2020年2月 乳癌発 (妊娠発覚)
2020年3月 乳癌告知(妊娠確定)
2020年5月 右乳房全摘(妊娠中だった為、全身麻酔可能な時期まで待ち手術)
2020年7月〜8月 AC療法開始(出産前に3週に1回の計3回)
2020年9月 出産
2020年10月〜12月 抗HER2療法(3週に1回の計4回)
2021年1月〜 分子標的治療 (約17回)、ホルモン治療(内服薬5年プラスα、注射2年プラスα)

Q6. 実際に治療が始まって副作用はありましたか。

A.

ありました。 私は副作用はそんなにひどくはなかった方だと思います。副作用の症状を相談し薬を処方してもらいました。
あとは、なかなか簡単な事ではないかもしれませんが、あまり神経質にならないようになるべく気にしないようにし、気楽に考えるようにしていました。

Q7. 妊娠中に治療は行いましたか。

A.

行いました。 AC療法をしました。
とにかくお腹の子に変化が起きないか、いつもと違う感じはないか、とても注意していました。

Q8. 治療は精神的にも大変だと思いますが、乗り換えるために行っていること、また行ったことがあれば教えてください。

A.

子供が1番心の支えになってくれていました。 私の場合は子供が1番心の支えになってくれていました。上の子にも精神的に助けられ、また生まれた子にもお腹にいる時からエールを送ってもらっている感じがしていました。応援する為に来てくれたんだと思いました。

Q9. 今後の治療予定について教えてください。

A.

現在行なっている、分子標的薬をあと4回程。ホルモン治療をあと4年程行う予定です。

Q10. SNSで公開された理由を教えてください。

A.

誰かの勇気になれればと思った為。 自分と同じ境遇の方、またそれ以外でも誰かの勇気になれればと思った為。

Q11. 闘病中の仲間へメッセージをお願いします。

A.

1人ではない。 体調が思わしくなく落ち込んだり、日々ふと不安になる事もあるかと思いますが、1人ではない。同じ様に闘っている仲間がたくさんいると思います。私も同じように闘っている皆さんからたくさん勇気をもらっています!ありがとうございます。